チワワは体が小さく体脂肪が少ないため、寒さに非常に弱い犬種です。
特に冬に寝る時には、適切な防寒対策が不可欠となります。
本記事では2匹のチワワを飼う筆者が、知っておくべき冬場のチワワの基本知識や、防寒グッズの注意点を解説します。

大切なチワワを寒さから守り、安心で温かい冬を過ごさせたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
冬にチワワが寝る時に必要な基本知識


チワワは寒さに弱い小型犬のため、冬場は特に防寒対策が重要です。まずはチワワの寒さへの弱さや、適切な室温管理のポイントを理解を深めましょう。
- なぜチワワは寒さに弱いのか?
- 冬に適した室内温度と湿度の設定
- 寝る時の防寒対策が重要な理由



チワワは寒さに弱いため、冬の寝る環境作りが重要です。適温や湿度の管理、防寒の重要性を理解しましょう。
なぜチワワは寒さに弱いのか?
チワワが寒さに弱い理由は、その小さな体格と薄い被毛にあります。
体重が軽く体脂肪が少ないため、熱を体内に蓄える能力が低くなっています。
体表面積が体重に対して比較的大きいため、体温が外気に奪われやすいのも大きな理由です。
そのため冬場に適切な保温環境を作らないと、すぐに体温が低下して体調を崩してしまいます。
特に寝る時は、活動量が減るため一層寒さの影響を受けやすくなります。
寝床の保温に注意を払い、寒さ対策をしっかり行うことが大切です。



うちの2匹のチワワも本当に寒がりです!
冬に適した室内温度と湿度の設定
チワワが快適に過ごせる冬の室内温度は約22〜24度が理想的です。湿度は40〜60%程度を保ちましょう。
暖房器具を使いすぎると空気が乾燥して皮膚トラブルの原因になるため、加湿器などで適切な湿度を保つことが重要です。
温度計や湿度計を設置して、こまめに環境チェックを行い、必要に応じてエアコンや加湿器で調整しましょう。
また、暖房器具を使用する際は、チワワが直接触れない位置に設置し、安全性にも配慮しましょう。



湿度が足りないと老犬のチワワはあっという間に毛がパサパサになってきます。
寝る時の防寒対策が重要な理由
チワワが寝る時には体の動きが少なくなり、自ら熱を生産することが難しくなります。
そのため、防寒対策を怠ると低体温症などの健康トラブルに繋がります。寒さで眠りが浅くなると、免疫力低下やストレスの原因にも。
寝る場所の保温を徹底し、暖かく快適に眠れる環境を整えることが、チワワの健康維持には欠かせないポイント。
特にシニア犬や子犬は寒さに弱いため、より入念な防寒対策を心がけましょう。



身体の小さいチワワは寒いとすぐに体調を崩しがちに。
続いて寝る時に使う防寒グッズの注意点を解説していきます。
チワワが冬寝る時に使う防寒グッズと注意点


チワワが暖かく安全に寝るための防寒グッズについて理解し、効果的に使いましょう。
- ペット用ヒーターの安全な使い方
- 「湯たんぽ」や「ゆたぽん」は温度に注意を
- チワワが冬寝る時の服は伸縮性のあるものを
- 防寒グッズを使う際の注意点



チワワ用の防寒グッズを上手に利用して、快適な寝床を作ってあげましょう。ただし安全面にも注意が必要です。
ペット用ヒーターは安全な使い方が大切
ペット用ヒーターやホットカーペットはチワワにとって大変有効な防寒グッズですが、使い方を間違えると低温やけどや感電などの事故に繋がる恐れがあります。
ヒーターやホットカーペットはペット専用の商品を選び、設定温度は体温に近い35〜38度にしましょう。直接肌に触れないようにカバーをかけて使用し、コードはチワワが噛まないように保護する必要があります。
下の写真は我が家のペット用ヒーターですが、コードは噛まれても大丈夫なようにスチール製の保護管に入っているものが多いです。


ペット用ヒーターは温度調整できないものが多く、ホットカーペットは温度調整できる製品もたくさん販売されています。
電気を使う製品は異常がないかこまめに確認し、万一異常が見られた場合は即使用を中止しましょう。
「湯たんぽ」や「ゆたぽん」は温度に注意を
湯たんぽや電子レンジで温める「ゆたぽん」は手軽で安全な防寒グッズですが、使用時の温度管理には注意が必要です。
お湯を入れるタイプの湯たんぽはつい熱湯を入れたくなりますが、適切な温度は35〜40度程度です。
直接肌に触れないようにタオルやカバーで包んで使いましょう。高温すぎると低温やけどを起こす可能性があります。
また「ゆたぽん」は使用上の注意としてペットに使用しないように書かれているため、使用するときには自己責任で、破損のチェックや噛まないような工夫をしておきましょう。
♦我が家で愛用している「ゆたぽん」の写真





我が家では「ゆたぽん」を使うときには、ベッドの3分の1くらいが温まるように置いています。
サイズが豊富なためAmazonなどで探すと便利です。
長時間使用する際は定期的に温度を確認し、チワワが暑がっていないか注意深い観察が必要です。
チワワが冬寝る時の服は伸縮性のあるものを
チワワに服を着せる際は、伸縮性のある柔らかい素材を選ぶことが大切です。
チワワは体が小さくデリケートなので、動きやすく締め付けのない服を選びましょう。伸縮性がある服は体にフィットしつつも快適で寝る時に動きを妨げません。
被るタイプの洋服は首元が伸びる素材のものを選ぶようにすると、着脱もスムーズに行えます。
♦我が家で愛用しているハンドメイドのワンピースの写真


服の内側にはタグなど肌に刺激を与えるものがないか確認しておくことも重要です。
まとめ:防寒グッズを使う際には安全を心がけて
防寒グッズは便利ですが、間違った使い方は事故に繋がる可能性があります。
ヒーターなどの電化製品は安全性が確保されたものを選び、使い方をしっかり守りましょう。
服や毛布などは定期的に洗濯し、衛生管理を行うことも重要です。
チワワの性格や習性を考慮し、快適に感じるかを観察しながら適切なグッズを選び、無理なく安全に防寒対策を行いましょう。
チワワは室温20度では寒い?





20度はチワワには少し寒い可能性があります。適温調整を心掛けましょう。
室温20度は一般的な犬にとっては適温とされますが、寒がりなチワワにとっては少し低めの可能性があります。
特に活動が少ない寝る時には、22〜24度程度が適温です。
寒そうにしていないか、毛布に潜り込んでいないかなど行動を観察し、必要に応じて室温を調整しましょう。
冬の夜に気をつけるべき健康トラブル


冬の夜は気温の低下や乾燥によって、チワワの健康リスクが高まります。
飼い主は低体温症、皮膚の乾燥、水分不足などのトラブルに注意し、適切なケアを行いましょう。
- 低体温症とその予防法
- 乾燥による皮膚トラブルの対策
- 冬場の水分補給とトイレ管理
💡吹き出しポイント:



冬は低体温症や皮膚の乾燥など健康トラブルに要注意。適切な対策で愛犬を守りましょう。
低体温症とその予防法
低体温症とは、体温が正常範囲以下に下がりすぎてしまう状態のことを言います。
チワワの正常体温は38〜39度程度ですが、体温が36度以下になると低体温症の恐れがあります。
低体温症の症状には震えや無気力、元気がなくなるといったものがあります。特に子犬や高齢のチワワはリスクが高いため注意が必要です。
予防法としては、暖かい寝床やペット用ヒーター、温かい服を着せるなどの対策を行います。
寝る前に体温が下がりすぎていないか確認し、異変があればすぐに獣医師に相談しましょう。
乾燥による皮膚トラブルの対策
冬は空気の乾燥により、チワワの皮膚がカサカサしたりかゆみが出たりといったトラブルが増加します。
特に暖房を頻繁に使うと室内の湿度が下がり、皮膚の乾燥が悪化します。
予防策としては湿度を40〜60%に維持することが大切です。
加湿器の使用や水分補給を促すこと、皮膚に優しい保湿成分配合のペット用シャンプーを使用することも有効です。
皮膚の状態を日頃からこまめにチェックし、炎症やひどいかゆみがある場合は動物病院で相談しましょう。
冬場の水分補給とトイレ管理
冬場は暑い季節と比べて水分摂取量が減りやすいため、チワワが水をあまり飲まなくなることがあります。
水分不足は腎臓や尿路の病気の原因にもなるため注意が必要です。
水分補給を促すために、水皿を複数箇所に置く、ぬるま湯に変えるなど工夫をしましょう。また、ウェットフードや水分多めの手作り食を与えるのも有効です。



我が家では水分補給を促すために、ドライフードを水でふやかしてからあげています。
冬場はチワワが寒さからトイレを我慢しがちになるため、寝床の近くにトイレを設置するなど配慮し、こまめなトイレ誘導を行いましょう。
まとめ:冬の寝る時はチワワの防寒対策を気を付けよう


チワワは寒さに大変弱いため、冬に寝る時は特別な注意が必要です。
寝る時の室温や湿度の管理、ヒーターや服などの防寒グッズを適切に使用し、愛犬が暖かく安全に眠れる環境を整えることが大切です。
冬に起こりやすい低体温症や皮膚の乾燥、水分不足といった健康トラブルへの対策も欠かせません。
この記事で解説した内容をぜひ実践し、冬の寒い時期でもチワワが快適で元気に過ごせるよう心がけましょう。
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