「共働きだけど犬を飼いたい。でも本当に大丈夫?」そんな不安を抱えていませんか?
実際に犬を迎えた後に「想像以上に大変だった」「こんなはずじゃなかった」と後悔する人も少なくありません。
本記事では、フルタイム共働きでチワワ2匹を飼育していた筆者が、共働き家庭が犬を飼う際に直面する課題や後悔しがちなポイントを解説し、後悔しないための対策を紹介します。
犬を飼うことはかけがえのない喜びをもたらす一方で、大きな責任も伴います。仕事で忙しい毎日の中でどんな苦労があるのか、どんな準備が必要なのかを知ることで、後悔のない決断ができるはずです。
♦共働きで犬を飼うと起こる「10の後悔」
- 留守番が長く犬がかわいそう
- トイレのしつけが難しい
- 運動不足になりがち
- しつけが思うように進まない
- 体調の変化に気付きにくい
- 病気をしたときの医療費が高い
- ペットホテルやペットシッターの費用がかかる
- 家の中が汚れやすくなる
- 近隣トラブルにつながる可能性がある
- 旅行や外出の自由が減る

「犬を飼ってよかった」と心から思えるために、これらの課題をどう解決するかを考えながら、ぜひ最後まで読んでみてください。
共働きで犬を飼うと起こる「10の後悔」実体験をもとに紹介





共働き家庭で犬を飼うことは決して不可能ではありませんが、しっかりとした準備と覚悟が必要です。ここでは、共働きで犬を飼う際に後悔する主な理由を詳しく解説します。
後悔①:留守番が長く犬がかわいそう
共働き家庭では飼い主が日中不在になることが多く、犬の留守番時間が長くなりがちです。
- 犬は本来は群れで生活する動物であり、長時間の孤独はストレスにつながる
- 退屈や寂しさから無駄吠えや破壊行動を起こすことがある
- 分離不安を発症し、飼い主が外出するたびに不安を感じる犬もいる
特に子犬のうちはしつけが十分にできていないため、留守番中に家具をかじったり、トイレを失敗したりすることもあります。
長時間の留守番が続くことで、犬の精神的な負担が大きくなる点は注意が必要です。



我が家も共働きのときは長時間のお留守番をさせていたので、かわいそうだったと後悔しています。
我が家の場合は多頭飼いだったのが、多少の救いです。
後悔②:トイレのしつけが難しい
共働きだとトイレのしつけが思うように進まないことが多く、飼い主にとっても大きな負担になります。
- トイレの成功率を上げるためには、こまめな対応が必要。
- 子犬の場合、1日に何度もトイレをするため、留守中に失敗する可能性が高い。
例えば、トイレの場所を複数設置することで、失敗を減らすことができます。また、帰宅後に必ず成功した際に褒めることで、犬がルールを理解しやすくなります。



我が家も二匹目を迎えた時は十分な排泄習慣の獲得ができず、帰宅後に床掃除をする毎日でした。
もし当時に戻れるのなら、プロにお願いすると思います。
後悔③:運動不足になりがち
犬には適度な運動が必要ですが、忙しい共働き家庭では散歩の時間を十分に確保するのが難しくなります。
- 運動不足が続くと、肥満やストレスの原因になる。
- エネルギーが発散できず、家具をかじるなどの問題行動につながることも。
短時間でも質の高い運動を意識しましょう。例えば、散歩の時間を短縮する代わりに、坂道や階段を利用したり、ボール遊びを取り入れることで効率的に運動させられます。



おもちゃを与えたとしても、犬だけではそんなに遊ばないです。
もし過去に戻れるのなら、週に数回ペットシッターさんに来てもらいます。
後悔④:しつけが思うように進まない
犬のしつけには一貫性が求められますが、共働きだと十分な時間を取るのが難しく、犬が混乱してしまうことがあります。
- しつけが統一されないと、問題行動が改善しにくい。
- 犬の社会化が進まず、「凶暴な犬」になりがち。
しつけの一貫性を保つには、家族全員でルールを決め、誰が指導しても同じ指示になるよう統一しましょう。また、短時間のトレーニングを毎日続けたり、他人や他の犬とも触れあいを持つようにしましょう。



我が家は週に1回パピー教室に通いましたが、「社会化」がうまく行きませんでした。
外に行くとすぐに「わんわん」と吠えてしまいます。
後悔⑤:体調の変化に気付きにくい
共働きだと、犬の体調の変化に気づくのが遅れることがあります。特にシニア犬や持病のある犬の場合、健康管理が大きな課題になります。
- 早期に気付けば軽症で済む病気でも、発見が遅れると重症化する。
- 「食欲がない」「元気がない」などの小さな変化を見逃しやすい。
ペットカメラを設置して日中の様子を確認するのも有効です。また、毎日決まった時間に食事や健康チェックを行うことで、異変に気付きやすくなります。かも重要なポイントです。ペットの健康管理に気を配れないと、思わぬ病気やケガのリスクを抱えることになります。



我が家は先代の黒チワワは留守中に倒れて亡くなってしまいました。
「もっと早く病院に行けば…」と今でも後悔をしています。
後悔⑥:病気をしたときの医療費が高い
犬を飼う上で見落としがちなのが医療費の負担です。日常の健康管理だけでなく、病気やケガが発生した際の治療費も考慮する必要があります。
- 動物病院の診察費は自由診療のため高額になりやすい。
- 突然の病気や手術で、数十万円以上の出費が発生することもある。
例えば犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)や椎間板ヘルニアの治療では、手術費が10万円〜50万円かかるケースもあります。また、慢性疾患の治療には毎月の薬代や定期的な検査費が必要になります。
事前にペット保険に加入する、毎月の医療費を積み立てておくなどの対策が重要です。



チワワの膝の手術は全部で30万程度かかりました。
保険には加入してますが生まれつきの疾患なため保険金はおりませんでした。
後悔⑦:ペットホテルやペットシッターの費用がかかる
急な出張や旅行の際、犬を預けるための費用が発生します。
- ペットホテルの利用には1泊数千円〜1万円以上かかることも。
- 預ける際のストレスで、食欲不振になる犬もいる。
信頼できる預け先を事前に確保し、事前に慣らし預かりをしておくと安心です。また、親しい友人や家族に預けられる環境を作っておくのも一つの方法です。余裕がない状態で犬を飼うと、万が一のときに適切な治療を受けさせられず、後悔することになりかねません。



うちのチワワはペットホテルを預けるたびに帰宅すると下痢になっちゃいます。ストレスなことはもちろん病原菌をもらってしまうのかも。
後悔⑧:家の中が汚れやすくなる
共働き家庭では掃除の時間が限られるため、家の中が汚れやすくなります。
- 抜け毛や犬の臭いが気になる。
- 帰宅後に掃除や片付けの負担が増える。
こまめに掃除ができない場合は、ロボット掃除機や空気清浄機を活用すると効果的です。定期的なブラッシングで抜け毛を減らすことも有効な対策となります。



お掃除は本当に大変で、ロボット掃除機は必需品です。服やソファーについた抜け毛はコロコロで対応します。
短い毛は服に食い込んでかなり取るのが大変です。
後悔⑨:近隣トラブルにつながる可能性がある
犬の鳴き声やしつけの問題が原因で、近隣住民とのトラブルになることがあります。
- 留守番中の無駄吠えが原因で苦情が出ることも。
- 散歩時のマナー違反でトラブルになるケースも。
事前に防音対策をしたり、無駄吠え防止のしつけを行うことが重要です。また、ご近所と良好な関係を築くことで、理解を得やすくなります。



「アレルギーだから」と嫌がられる場合も。
我が家もお隣のお子さんがアレルギーがあると聞いたので、犬を庭で遊ばせるのをやめました。
後悔⑩:旅行や外出の自由が減る
犬を飼うと、旅行や外出の自由度が大きく制限されます。
- 長期間の旅行が難しくなる
- 外出先によっては犬を連れて行けない
- 急な飲み会や残業の予定が立てにくくなる
犬を飼う前は気軽に外出できたのに、飼い始めてからは「犬を一人にするのが心配」「ペットホテルの予約が取れない」といった理由で自由に出かけられなくなることがあります。
また、ペットホテルを利用する場合は費用がかかるだけでなく、犬にとっても環境の変化がストレスになる可能性があります。



預けるのは可哀そうなので、ペットも泊まれるホテルに一緒に行くようにしました。
すごく楽しいですが、犬は入れない場所も多いので我慢は必要になります。旅行先でもコンビニ弁当のことも多いです。
共働きで犬を飼うことは、十分な準備と覚悟があれば不可能ではありません。しかし多くの課題があることを理解しておくことが重要です。
犬を迎える前に「本当に自分のライフスタイルに合っているのか?」をしっかり考え、後悔しない選択をするようにしましょう。
共働きで犬を飼って後悔しないために考えるべきこと





犬を飼う前に、以下のポイントをしっかり検討しましょう。
犬の種類による違いは?共働き向きの犬種
共働きの家庭では、犬が一人で過ごす時間が長くなります。そのため、独立心が強く、留守番が得意な犬種を選ぶことが大切です。比較的共働きに向いている犬種は以下の通りです。
- トイプードル:賢くてしつけやすい
- フレンチブルドッグ:運動量が少なく、室内で過ごしやすい
- 柴犬:独立心が強く、留守番に慣れやすい
これらの犬種は比較的飼いやすいですが、それでも個体差があり、しつけや環境によっては適応が難しい場合もあります。
犬の性格や習慣は飼い主の接し方によって変わるため、事前に十分な準備をしておくことが大切です。



お迎えを決定する前には必ずショップの店員さんやブリーダーさんに、その子の性格や問題点を確認しておきましょう!
事前に確認すべき費用や時間の問題
犬を飼うには、予想以上にお金や時間がかかることを理解しておきましょう。特に突然の医療費や継続的な治療費は、家計に大きな影響を与える可能性があります。
- 初期費用(ペット購入費・ワクチン・グッズ):約20万円〜
- 月々の飼育費(エサ・医療費・シッター代):1万〜3万円
- しつけや散歩の時間:1日1〜2時間
これらの費用や時間の負担は、犬を迎えた後に後悔する原因の一つになります。特に医療費や緊急の出費は想定外になりやすく、経済的な余裕がないと対応が難しくなることも。
長期的な視点で、本当に負担できるかどうかを慎重に考えましょう。



もしお迎えした犬がアレルギーがあった場合には、エサ代や医療費はもっと高くなる可能性があります。
こんな共働きの家は犬は飼えない!チェックポイント
犬を飼いたい気持ちはあっても、環境によっては難しい場合もあります。以下の条件に当てはまる場合、犬を飼うのは厳しいかもしれません。
- 不在時間が連日10時間以上
- 経済的に余裕がない
- アレルギーのある家族がいる
長時間の留守番は犬にとって大きなストレスとなり、問題行動の原因にもなります。また、経済的に余裕がない場合、適切な医療やケアを受けさせることが難しくなります。
家族の誰かにアレルギーがあると、犬を手放す選択を迫られることにも繋がります。



「アレルギーの薬を飲めばいい」と言う人もいますが、絶対にダメです!
共働きでも犬を飼うための工夫と対策





共働き家庭では、犬が一人で過ごす時間が長くなります。適切な準備をすることで、犬にとっても飼い主にとっても快適な生活を送ることができます。
共働きの犬のスケジュールを考える
犬にとって安定した生活リズムを作ることが重要です。特に、毎日のルーティンを決めることで、犬が安心して過ごせる環境を整えましょう。
- 朝の散歩は出勤前に必ず行う
- ごはんの時間を一定にする
- 帰宅後はスキンシップの時間を設ける
特に、犬は長時間の留守番が続くとストレスを感じやすいので、規則正しい生活リズムを作ることが大切です。ルーティンを決めて安心感を与えることが大切です。
おすすめの便利グッズ&サービス
共働き家庭におすすめの便利グッズやサービスを活用すると、犬の負担を軽減できます。
- 自動給餌器・給水器:決まった時間にエサや水を提供できる
- ペットカメラ:外出先から犬の様子を確認できる
- ドッグシッター・ペットホテル:急な出張や旅行時の預け先としても利用可能
これらを活用することで、犬が安心して過ごせる環境を整えましょう。また、特にシッターサービスを定期的に利用することで、犬のストレスを軽減し、適切な運動時間を確保することも可能です。
しつけや生活リズムの工夫
犬が安心して生活できるよう、しつけの工夫も欠かせません。特に、留守番中のストレスを軽減するための工夫が必要です。
- 留守番の練習をする:短時間から徐々に慣らす
- 一人遊び用のおもちゃを用意する:知育玩具などで退屈しない工夫
- 帰宅後にたっぷり遊ぶ:寂しさを埋めるため、コミュニケーションを大切に
- 犬の保育園を利用する:日中にプロのケアを受け、社会性を身につける
- ペットシッターを活用する:個別のケアを受けながら散歩や食事のサポートをしてもらう
共働き家庭ではしつけに時間を割くのが難しいため、プロのサポートを活用するのが有効です。プロによるケアを受けることで犬のストレスを軽減し、問題行動を予防できます。
愛犬と快適に暮らすために必要なサポートを取り入れましょう。
共働きで犬を迎えたい方からの「よくある質問」



共働きで犬を飼うことを検討している方から、よく寄せられる疑問をまとめました。犬種の選び方や留守番のコツ、しつけ方法など、気になるポイントを解説します。ぜひ参考にしてください
共働きに向いている犬は?
共働きの家庭には、比較的静かで独立心が強く、一人で過ごすことに慣れやすい犬種が向いています。
- トイプードル:賢くしつけがしやすい。
- フレンチブルドッグ:運動量が少なく、のんびり過ごす。
- 柴犬:独立心があり、一人の時間も比較的平気。
一番お金のかからない犬種は?
犬の飼育費用は大きさや健康状態によって異なりますが、以下の犬種は比較的維持費が少なくて済みます。
- ミニチュア・ダックスフンド:食費や医療費が比較的少なめ。
- パグ:短毛でトリミング不要。
- 柴犬:シンプルな食事で健康を保ちやすい。
ただし、どの犬種でも医療費は突然かかることがあるため、貯蓄を準備しておくことが重要です。
お留守番が得意な犬種は?
以下の犬種は比較的お留守番が得意で、長時間の一人時間にも適応しやすいとされています。
- 柴犬:独立心が強く、一人でも落ち着いて過ごせる。
- バセットハウンド:のんびり屋で寝て過ごすことが多い。
- フレンチブルドッグ:飼い主の帰宅まで静かに待てる。
ただし、どの犬種でも適切なしつけと環境作りが大切です。
分離不安になりやすい犬種は?
分離不安になりやすい犬種は、飼い主との密接な関係を好み、長時間の留守番が苦手な傾向があります。
- チワワ:飼い主に強く依存することが多い。
- マルチーズ:甘えん坊で、一人の時間が苦手。
- コッカースパニエル:愛情深く、長時間の孤独に弱い。
分離不安を防ぐためには、徐々にお留守番に慣れさせることが大切です。
室内犬をケージに入れっぱなしにするのはよくないですか?
長時間ケージに入れっぱなしにすると、犬のストレスや運動不足が原因で問題行動が増える可能性があります。
- 適度に部屋の中を自由に歩ける環境を作る。
- ケージは「安心できる場所」として使い、長時間の閉じ込めは避ける。
- トイレや食事スペースを確保し、快適な環境を整える。
どうしても長時間留守番が必要な場合は、犬の保育園やペットシッターを活用するのも一つの方法です。
犬は何時間くらい放置できますか?
犬の留守番時間は個体差がありますが、成犬であれば最大6~8時間が限界とされています。
- 子犬:2~3時間ごとに世話が必要。
- 成犬:6~8時間が目安だが、長時間は避ける。
- 老犬:体調によってはさらに短時間の見守りが必要。
長時間の留守番をさせる場合は、ペットカメラやシッターサービスを活用し、安心できる環境を整えましょう。
まとめ:共働きで犬を飼って後悔しないために


共働きで犬を飼うことは可能ですが、犬にとって快適な環境を整えることが重要です。
犬種の選び方、留守番時の工夫、しつけやケアの方法をしっかり考え、後悔しないよう準備を進めましょう。また、犬の保育園やペットシッターなどのサポートを活用することで、飼い主の負担を減らしながら犬にとっても良い環境を作ることができます。
愛犬との生活を楽しむために、適切な対策を講じて充実したペットライフを送りましょう。



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