多頭飼いを始めたいと考えたとき、最も心配なのが「先住犬と新入り犬がうまくやっていけるか」という点ではないでしょうか。
特に初対面の場面は、その後の関係性を左右する大切な瞬間です。
この記事では、トラブルを防ぎ、犬たちが自然と仲良くなれるような正しい会わせ方を詳しくご紹介します。

2匹のチワワを飼う私が、分かりやすくポイントを解説します!
犬の2匹目、迎えるときの正しい会わせ方とは?



2匹目の犬を迎えるとき、最も重要なのは「初対面の印象」です。間違った方法で会わせてしまうと、犬同士の関係が悪化し、長期的なストレスやトラブルにつながることもあります。
なぜ会わせ方が重要なのか?先住犬への影響
犬は縄張り意識が非常に強く、新しい犬が突然自分のテリトリーに現れると、不安やストレスを感じやすくなります。
特に先住犬は、これまで独占していた飼い主の愛情や生活空間を脅かされると感じることが多く、これが原因で攻撃的な態度を取ったり、食欲不振や元気消失といった体調不良に陥ることもあります。
新しい犬を迎え入れる際には、先住犬のこうした心理状態をしっかりと理解し、丁寧に対応することが非常に重要です。
犬たちの関係性を良好に保つためには、飼い主が中心となって適切な距離感や関係性をサポートする必要があります。
初日が肝心!先住犬と2匹目をうまく初対面させる場所と時間帯
犬同士の初対面は、その後の関係に大きな影響を与えます。最初の出会いは、できる限り中立的な場所を選びましょう。
公園や広場など、お互いに縄張り意識が働きにくい場所が理想的です。



我が家は急に自宅で会わせたので、先住犬がストレスを抱えてしまいました‥!
また、初対面のタイミングは、犬たちが十分に運動をして心身ともに落ち着いている時間帯、たとえば朝の散歩後や夕方が適しています。
短時間の対面から始め、犬たちの様子を見ながら徐々に時間を延ばすことが成功のカギとなります。焦らず、無理のないペースで進めましょう。
匂い交換の正しいやり方と効果
犬は嗅覚が非常に発達しており、匂いを通じて多くの情報を得ています。
そのため、直接対面する前にお互いの匂いに慣れさせることは、警戒心を和らげるうえでとても有効な方法です。
具体的には、先住犬と新入り犬が使用しているタオルやブランケット、おもちゃなどに付いた匂いを交換し、数日間かけて自然に相手の存在を認識させましょう。
こうすることで、実際に対面した際に「すでに知っている匂いだ」と安心し、落ち着いた状態で会うことができます。
匂い交換は少なくとも2〜3日続けるのが効果的です。



お迎えする前に新入り犬のにおいのついたタオルなどを貰ってくると良いですよ!
犬2匹目を会わせる時の、失敗しないための具体的なステップ





愛犬同士が良好な関係を築くためには、焦らず段階的に距離を縮めることが大切です。
この章では、実際にどのような手順で会わせていけば良いのか、具体的なステップをご紹介します。落ち着いた環境を整えながら、犬たちのペースに合わせた進め方を意識しましょう。
STEP1:落ち着いた状態で対面させる
対面させる前に、両方の犬を十分に散歩させ、エネルギーを発散させましょう。
落ち着いた精神状態で会うことで、攻撃的な行動を防ぐことができます。
また、リードは緩めに持ち、犬同士が自然に距離を測れるようにしましょう。
STEP2:短時間の顔合わせから始める
最初は1〜2分程度の短い対面で十分です。
お互いに興味を持ったり、リラックスした様子が見られたら、少しずつ対面時間を延ばしていきます。
無理に触れ合わせる必要はありません。
無関心に見えても、それは「警戒せず自然体でいられる」良いサインです。
STEP3:一緒に散歩をして距離を縮める
並んで歩く共同作業は、犬同士の信頼関係を築くうえで非常に効果的です。
最初は一定の距離を保ちながら、少しずつ間隔を狭めていきましょう。
この共同体験が、仲良くなるきっかけになります。



我が家も一緒にお散歩に行くようになったら、犬同士の信頼関係が作られました!ぜひお散歩を活用してくださいね!
どうすれば2匹目の犬と先住犬は仲良くなれる?



2匹目の犬を迎えたものの、なかなか先住犬と打ち解けない…そんな悩みを抱える飼い主は少なくありません。
この章では、犬同士が仲良くなるためのヒントや、トラブルが起きた際の対処法、さらには事前に整えておきたい環境づくりについて詳しく解説します。
よくあるトラブル事例と原因
犬同士が初めて出会う際には、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。
特に、縄張り意識や飼い主への独占欲が強い場合、問題が表面化しやすくなります。
こうした状況を理解し、事前に予防策を講じておくことが重要です。
・先住犬が新入り犬に対して威嚇する
・おもちゃや食事をめぐって争う
・新入り犬が怖がって隅に隠れてしまう
これらの原因は、急な環境変化や縄張り意識の強さ、適切な距離感が保てていないことなどが挙げられます。焦らず、少しずつ慣らしていくことが大切です。
問題が長引く場合の専門家への相談
もし数週間経っても状況が改善しない場合は、ドッグトレーナーや獣医師などの専門家に早めに相談しましょう。
犬同士の相性や行動パターンは一見わかりにくい場合もあり、専門家の客観的な視点から問題の本質を見抜くことができます。
さらに、状況に応じた具体的なトレーニング方法や環境調整のアドバイスを受けることで、よりスムーズに問題解決へと導くことが可能です。
飼い主だけで無理に解決しようとせず、適切なタイミングでプロの力を借りることが、愛犬たちの心の安定につながります。
2匹目を迎える前にできる環境準備
2匹目の犬を迎え入れる前に、先住犬が安心して過ごせる環境を整えておくことが非常に重要です。
新しい犬が家にやってくることで、先住犬は自分の居場所を奪われるのではないかと不安を感じやすくなります。
また、新入り犬にとっても、初めての環境は大きなストレスとなるため、少しでも安心できる空間を準備することが必要です。
こうした事前準備をしっかり行うことで、犬たちのストレスを軽減し、よりスムーズに新しい生活に適応させることができます。
- 新しい犬用のベッドやトイレは別々に用意する
- 食事やおもちゃも個別に管理する
- 先住犬との生活リズムを崩さない
このように、物理的なスペースと心理的な距離をしっかり確保することが、スムーズな関係構築につながります。
まとめ:失敗しない2匹目の迎え方で、愛犬たちの幸せな関係を築こう
2匹目の犬を迎えるのは、家族にとっても愛犬にとっても大きな変化です。
大切なのは、焦らず一歩ずつ関係を築いていくこと。
正しい会わせ方を実践すれば、先住犬も新入り犬も安心して過ごせるようになります。あなたの少しの工夫が、
愛犬たちの幸せな未来をつくります。今からできる準備を始めて、楽しい多頭飼いライフをスタートさせましょう!



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