愛犬が股の間で寝るのはかわいらしい仕草ですが、なぜそんな行動をするのか気になりませんか?
「信頼の証?それとも甘えん坊なだけ?」と疑問に思う方も多いはず。
本記事ではチワワ2匹を飼育する筆者が、犬が股の間で寝る理由や危険性、安全に寝るための対策を詳しく解説します。
愛犬の気持ちを理解し、より快適な環境を整えるためのヒントを見つけたい方は、ぜひ最後までご覧になってください。

我が家のチワワも股の間が大好きです!
最後まで読むと愛犬の気持ちがもっと分かるようになりますよ。
犬が股の間で寝る理由とは?





犬が飼い主の股の間で寝るのには、いくつかの理由があります。本能的な習性や飼い主との関係性、安心感を求める気持ちが影響していると考えられます。
本能的な習性なのか?
犬が股の間で寝るのは、本能的な行動の一つと考えられます。野生時代の名残として、犬は仲間と密着して眠ることで安心感を得る習性を持っています。
- 集団行動の名残:群れで生活する動物であり、仲間と寄り添うことで安心感を得る。
- 安全を確保するため:外敵から身を守るため、狭く守られた場所を好む。
- 体温調整のため:寒さを感じた際に、仲間の体温を利用して暖を取る。
飼い主の股の間は、犬にとって本能的に落ち着けるスペースになりやすいのです。狭くて守られている感覚があり、群れの中で安心して眠るという本能が働きます。
また、飼い主の体温を感じることでリラックスできるため、自然とこの場所を選ぶ犬も多いのです。
飼い主との信頼関係の表れ
犬が股の間で寝るのは、飼い主との強い信頼関係を示す行動でもあります。犬にとって飼い主は家族であり、安心できる存在です。
- 信頼の証:警戒心の強い犬が無防備な姿勢で寝るのは、飼い主を完全に信頼している証拠。
- 甘えの表現:特に甘えん坊な犬は、飼い主と密着することで安心感を得る。
- 安心を求める行動:環境の変化や不安があると、飼い主のそばで眠ることで落ち着こうとする。
犬が股の間で寝るのは愛情の表れですが、過度な依存関係になる場合には注意が必要です。
常に飼い主と密着していないと落ち着かない状態になると、分離不安のリスクが高まります。愛犬の自立心を育てるためにも、適度な距離感を保つ工夫が大切です。
安心感を求めている可能性
犬は不安やストレスを感じると、飼い主の近くで眠ることで安心感を得ようとします。特に環境の変化や怖い音があるときにこの行動が見られます。
- 寒さをしのぐため:冬場など気温が低いとき、飼い主の体温で暖を取る。
- ストレス軽減:雷や花火などの大きな音がすると、安心できる場所を求める。
- 分離不安の可能性:飼い主と離れることに強い不安を感じる犬は、できるだけ近くで眠りたがる。
この行動が頻繁に見られる場合は、犬がストレスを抱えていないかチェックすることが大切です。
特に環境の変化や留守番時間が長い場合、犬は不安を感じやすくなります。普段の行動や食欲の変化、過剰な鳴き声がないか確認し、必要に応じてリラックスできる環境を整えてあげましょう。
犬が股の間で寝るのは危険?その理由と対策





可愛らしい仕草に見えても、股の間で寝ることで思わぬリスクが生じることがあります。安全に愛犬と過ごすために、考えられる危険性と対策を確認しておきましょう。
圧迫や窒息のリスク
股の間で寝ること自体は問題ありませんが、場合によっては思わぬ危険が生じる可能性があります。
- 圧迫の危険:飼い主が寝返りを打った際に、犬を潰してしまう危険があります。特に小型犬は注意が必要です。
- 窒息の危険:寝ている間に布団や体の重みで犬の呼吸が妨げられる可能性があります。
- 関節の負担:狭いスペースで長時間寝ると、犬の関節や筋肉に負担がかかることもあります。
長時間同じ体勢で寝ることで、犬の関節や筋肉に負担がかかることがあります。
特にシニア犬や関節が弱い犬は注意が必要です。寝る姿勢をこまめに変えられる環境を整え、快適なクッションやベッドを用意すると負担を軽減できます。



我が家の先住犬は私のすぐ横で寝るので、背中で踏みつぶしそうになることもあります。股の間じゃなくても安全確保は大事ですよね…!
睡眠中の事故を防ぐための対策
股の間で寝る犬が事故に遭わないように、安全対策をしておくことが重要です。
- 寝返りを打つ前に犬の位置を確認する:無意識に犬を圧迫しないよう注意。
- 犬専用の寝床を作り、徐々に慣らす:飼い主のそば以外にも安心できる場所を用意する。
- 布団やクッションで安全なスペースを確保:小型犬が窒息しないように工夫する。
これらの対策を実施することで、犬の安全を守りながら快適な睡眠環境を整えられます。
犬の寝る場所を工夫し、安全なスペースを確保することで、圧迫や窒息のリスクを防ぐことができます。愛犬の健康を守るために、適切な環境づくりを心掛けましょう。
犬が安全に眠れる環境作り
犬が快適に眠れる環境を整えることで、より健康的な生活を送ることができます。
- 犬専用のベッドを用意する:飼い主のそば以外にも安心できる寝床を設ける。
- 柔らかいマットやクッションを活用する:関節や筋肉への負担を軽減し、リラックスできる環境を作る。
- 室温を適切に調整する:寒暖差を防ぎ、犬が快適に眠れる状態を保つ。
これらの工夫をすることで、犬がより安心して眠れる空間を確保できます。
安心できる寝床を用意し、柔らかいクッションや温度調整を行うことで、犬のストレスを軽減できます。また、環境を整えることで、健康的な睡眠習慣を身につけることができるでしょう。
犬が股の間で寝るメリット・デメリット





犬が股の間で寝ることには、飼い主にも犬にもメリットがあります。しかし、習慣化するとデメリットもあるため、バランスよく対応することが大切です。
犬にとってのメリット
犬が股の間で寝ることには、多くのメリットがあります。飼い主との関係を深めるだけでなく、犬自身の安心感やストレス軽減にもつながります。以下に、具体的なメリットを紹介します。
- 安心感を得られる:飼い主の体温で暖かく、リラックスできる。
- 信頼関係が深まる:飼い主との絆を再確認できる。
- ストレス軽減:不安を感じやすい犬には、精神的な安定につながる。
犬が股の間で寝ることで、飼い主との信頼関係がより強固になります。寝る時間を共にすることで安心感が生まれ、日常のストレスも軽減されるでしょう。ただし、犬が過度に依存しないよう、適度な距離を保つことも大切です。
飼い主にとってのメリット
犬が股の間で寝ることは、飼い主にもさまざまなメリットをもたらします。
- 愛犬とのスキンシップを楽しめる:密着することで、より深い絆を感じられる。
- 飼い主自身も癒される:犬の寝顔やぬくもりにより、リラックス効果が得られる。
- 犬の健康状態をチェックしやすい:異常がないか日々の様子を確認できる。
犬と一緒に寝ることで、安心感や癒しを感じられますが、寝具や寝る姿勢にも注意が必要です。愛犬がリラックスできる環境を整えることで、お互いに快適な睡眠を確保できるでしょう。



寝ている姿は癒されるし可愛いですよね♪
デメリットと注意すべきポイント
犬が股の間で寝るのは可愛らしい行動ですが、注意すべき点もあります。
- 寝返りで犬を押しつぶしてしまうリスク:特に小型犬の場合、飼い主の体重で圧迫される可能性がある。
- 飼い主が寝づらくなることがある:動きを制限され、睡眠の質が下がることがある。
- 犬が股の間でしか眠れなくなる可能性:習慣化すると、ほかの場所で眠れなくなることも。
愛犬と快適に過ごすためには、リスクを把握し適切な対策を講じることが重要です。安全な寝床を確保し、犬が過度に依存しないよう配慮することで、健康的な関係を築くことができます。
犬が股の間で寝るのをやめさせたい場合の対策





犬が股の間で寝るのをやめさせたい場合は、適切な方法で徐々に慣らしていくことが重要です。無理に引き離すのではなく、自然に寝る場所を変えられるように工夫しましょう。
犬の寝る場所を変える方法
犬が股の間で寝る習慣を変えるには、適切な寝床を用意し、徐々に慣れさせることが重要です。
- 犬が喜ぶベッドやクッションを設置する:快適な寝床を用意し、犬が自然とそちらを選ぶようにする。
- お気に入りのおもちゃや毛布を置く:安心できるアイテムを加えることで、寝床への愛着を深める。
- 股の間で寝そうになったら優しく誘導する:無理に引き離さず、自然に別の場所へ移動させる。
犬が新しい寝床に慣れるには時間がかかるため、焦らず根気よく誘導することが大切です。



我が家は「優しく誘導」を実践したところ、段々と寝なくはなってきています。回数が減ったけど、絶対に寝ないわけではないですね。
環境を整えて自然に誘導する
犬が股の間で寝る習慣を変えるには、環境を整え、無理なく誘導することが大切です。
- 寝床を飼い主の近くに置く:飼い主の存在を感じられる位置に寝床を配置する。
- 「おやすみ」の合図でベッドへ誘導:毎晩のルーティンとして、寝る場所を決める。
- 犬用のブランケットを活用する:快適な寝床環境を作り、安心して眠れるようにする。
犬が新しい寝床を受け入れるには時間がかかることもあるため、焦らず徐々に慣れさせることが大切です。
無理に環境を変えるとストレスになるため、徐々に慣れさせる工夫が必要です。寝床を快適に整え、安心できるスペースと認識させることで、自然と受け入れやすくなります。
やめさせるべきケースとは?
犬が股の間で寝ることにはメリットもありますが、以下のような状況では早めの対策が必要です。
- 犬が呼吸困難や圧迫のリスクにさらされている:寝ている間に飼い主が動いた際、犬が押しつぶされる危険がある。
- 飼い主の睡眠に支障が出ている:犬が頻繁に動いたり、寝返りを妨げられることで、飼い主が熟睡できなくなることがある。。
- 犬が分離不安になり、股の間でしか眠れなくなっている:常に飼い主と密着しないと眠れない状態は、精神的な依存を助長する。
このようなケースでは、犬が安心できる別の寝床を用意し、無理なく新しい習慣を身につけさせることが大切です。



我が家の先住犬は、老犬になってきたら押しつぶされても逃げなくなってきたので、そうなる前に対処すべきだったと思いました。
愛犬が股の間で寝る方からのよくある質問5選



犬の行動や気持ちについて、不安や疑問を感じている方も多いのではないでしょうか?まだ心配な方は、こちらの質問をチェックして、愛犬との関係をより深めるヒントを見つけてください。
犬が股の間で寝るのはなぜですか?
犬が股の間で寝るのは、本能的な習性や安心感を求める行動です。飼い主のぬくもりや匂いに包まれることでリラックスし、安全な場所と認識していることが多いです。
犬が愛情不足だと分かるサインは?
犬が愛情不足を感じると、無駄吠えが増えたり、破壊行動をしたり、飼い主の注意を引こうと過剰に甘えることがあります。また、元気がなくなり、食欲不振になることもあります。
犬が甘えん坊かどうかチェックする方法は?
甘えん坊な犬は、飼い主のそばを離れたがらず、頻繁に体を寄せてきます。また、飼い主が動くたびについてきたり、長時間の留守番を嫌がる傾向があります。抱っこや撫でられるのを好む犬も甘えん坊の特徴です。
愛情を注がれた犬の特徴は?
愛情を十分に受けた犬は、落ち着いていて安心した表情をしています。飼い主の指示をよく聞き、信頼関係が築けているため、無駄吠えが少なく、適度に独立心を持っています。また、体を寄せてきたり、アイコンタクトが多いのも特徴です。
犬が分離不安だとわかる行動は?
分離不安の犬は、飼い主が見えなくなると強い不安を示し、遠吠えや破壊行動をすることがあります。また、外出準備をするとソワソワしたり、飼い主が帰宅すると過剰に喜ぶなどの行動が見られます。
まとめ:犬の行動を理解しより良い睡眠環境を


犬が股の間で寝るのは本能的な習性や信頼の証ですが、息苦しさや圧迫のリスクがあるため注意が必要です。
安全に眠れる環境を整え必要に応じて別の寝床に誘導することで、犬にとっても飼い主にとっても快適な睡眠を確保できます。
愛犬の行動を理解し適切な対策を取ることで、お互いにより良い睡眠環境を築いていきましょう。



あなたの愛犬は股の間で寝ますか? ぜひコメントで教えてください!
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