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先住犬だけ一緒に寝るのはダメ?多頭飼いの睡眠環境の作り方

多頭飼いを始める際、飼い主さんが迷うポイントの一つが「先住犬だけ一緒に寝る」こと。

新入り犬が来たことで環境がガラリと変わり、不安を感じている先住犬を安心させたいですよね。

一方で、新入り犬への影響や犬同士の関係性も見逃せません。

本記事ではチワワを2匹飼う筆者が、「先住犬だけ一緒に寝る」ことが多頭飼い生活にどう影響を与えるのかを深掘りし、寝場所の決め方や嫉妬を防ぐ快適な睡眠環境作りまで徹底的にアドバイスします。

これから多頭飼いを考えている方や、既に多頭飼い生活を送っている飼い主さんは、ぜひ最後までご覧ください。

目次

先住犬だけ一緒に寝るのはダメ?メリットと注意点

先住犬だけ一緒に寝るのはNG?メリットと注意点

先住犬とだけ寝ることは新入り犬にどんな影響を与えるか、ポイントを整理しましょう。

  • 先住犬とだけ寝るメリット
  • 新入り犬への影響と注意点

先住犬だけと一緒に寝ると特別な絆が生まれますが、新入り犬への配慮も欠かせませんよ。

先住犬だけと寝るメリット

先住犬とだけ一緒に寝る最大のメリットは、心理的な安定感を与えられることです。

新入り犬がやってきたことで自分の立場に不安を覚え、イライラやストレスを感じる先住犬も少なくありません。

飼い主さんが一緒に寝て「あなたが大切な存在だよ」と安心させることで、先住犬は心が落ち着きます。

特に先住犬が甘えん坊な性格や、デリケートなタイプの場合は効果抜群。「ホッ」と安心してストレスが軽減され、結果的に新入り犬との関係性もスムーズに進みやすくなります。

先住犬に配慮して特別な時間を設けることは、新入り犬に対する警戒心やライバル意識を軽減するのにも効果的です。

我が家もはじめは先住犬だけ一緒に寝ていました。
先住犬にとって「ひとり占めできる安心感」は大事だと考えました。

新入り犬への影響と注意点

一方で、先住犬だけを特別扱いしすぎると、新入り犬に「自分は受け入れてもらえないのかな…」という孤独感や不安感を抱かせるリスクがあります。

特に新入り犬が子犬の場合は不安感が強まり、精神的な負担を感じることも。

そこで、新入り犬が安心できる別の寝場所をしっかり確保し、じっくり環境に慣れさせていく必要があります。

新入り犬にも十分な愛情表現とコミュニケーションを行い、昼間はしっかり遊びの時間を作り、夜はおやつを使った安心習慣を設けると効果的です。

これによって新入り犬も「安心できる場所」として家を認識し、徐々に心を開いてくれます。

我が家の場合、昼間はしっかり遊ぶことで夜はよく寝てくれていました。
ケージは普段生活するリビングに設置し、寝る時にケージに毛布をかけると安心したみたいでした。

どう分ける?先住犬と2匹目の寝る場所

どう分ける?先住犬と2匹目の寝る場所

犬たちが快適に眠れるよう、一緒に寝かせる場合・別々に寝かせる場合のポイントを整理しましょう。

犬それぞれの性格や相性を見極め、最適な寝る場所を設定することが成功のカギですよ。

先住犬が子犬を嫌がるうちは別々に

多頭飼いを始めたばかりの時期は、犬同士の関係がまだ安定していません。

そのため個々に応じた環境を整えることが求められます。

・先住犬が落ち着ける環境を作る
新入り犬が来たことでストレスを感じる場合、先住犬にはこれまでと変わらない環境を提供すると安心できます。

・新入り犬の寝床も快適にする
新入り犬には、クレートやベッドを用意し、安心して眠れるスペースを確保しましょう。

別々に寝かせる場合のメリット・デメリット

別々に寝かせる場合のメリットは、犬それぞれが自分だけのプライベート空間を持ち、ゆったり休めること。

特に相性がまだ不安定な犬同士なら、個別の空間を作ってあげることで、安心して熟睡できます。

一方、デメリットは、犬同士が触れ合う時間が少なくなり、絆を深めるチャンスが減ること。

新入り犬が一匹で寝ることに不安を感じ、ストレスが溜まることもあるので、昼間は一緒に遊ぶ時間を十分に設け、互いの存在をポジティブに認識させましょう。

2匹分のベッドを用意したら、それぞれ好きな方に寝るようになりました。我が家の場合は環境を用意したところ、犬同士で距離感を作ってくれました。

一緒に寝かせる場合のポイント

犬同士の相性が良好で、お互いに寄り添っている様子が頻繁に見られるなら、一緒に寝かせるのも有効です。

体温を共有し合うことで、犬同士の絆が一層深まり安心感も増します。特に寒い季節には、お互いに寄り添って「ぬくぬく」と過ごすことでリラックス効果もアップ。

ただし、寝床は余裕のあるサイズを選び、無理に密着させず自由に動ける空間を作りましょう。また、最初は飼い主さんの目が届く範囲で寝かせ、トラブルがないか様子を見てください。

我が家は5歳の先住犬と8カ月の新入りだったので、新入りが先住犬にくっついて甘えて寝ているようなことがよくありました。

犬同士の嫉妬を防ぐ睡眠環境の作り方

犬が快適に眠れる部屋のレイアウトと、犬同士の絆を深める習慣を取り入れましょう。

  • 犬が快適に眠れる部屋のレイアウト例
  • 犬同士の仲を深める寝る前の習慣

良い睡眠環境作りと、絆を深める習慣で犬同士の嫉妬を上手に予防できますよ。

犬が快適に眠れる部屋のレイアウト例

犬の睡眠時間は9~14時間と言われており、日中でのお昼寝の時間も長く必要です。

そのため多頭飼いではそれぞれの犬が落ち着いて寝られる個別スペースを確保しつつ、互いにコミュニケーションも取れるレイアウトが理想的です。

例えば、部屋の隅に犬ごとにベッドやクレートを設置し、真ん中に共通の遊び場や休憩エリアを配置。互いの気配を感じながらも、干渉しすぎない適度な距離感が保てます。

♦レイアウトのイメージ画像

騒音や直射日光、エアコンの風が直接当たらない静かで安定した環境を整えると、犬たちはスヤスヤと安心して眠れます。

犬同士の仲を深める寝る前の習慣

寝る前に犬同士で共通の楽しい時間を過ごしましょう。例えば、軽いおもちゃ遊びや飼い主さんとのコミュニケーションタイムを設けると、犬たちは「仲間と一緒に楽しんだ記憶」を持って眠りにつけます。

互いに好意的な感情を育てることで嫉妬心が和らぎ、仲良く過ごせる機会が増えます。

寝る前に飼い主さんが犬それぞれに優しく声かけをする習慣をつけると、犬たちが「飼い主さんから同じように愛されている」と安心してストレスを減らせますよ。

先住犬が子犬を受け入れるには

最後に、先住犬と新規参入犬がスムーズに関係を築くためのポイントを押さえましょう。

・焦らず段階的に慣れさせる
最初から仲良くさせようとせず、徐々に距離を縮めることが大切です。

・ポジティブな経験を増やす
一緒にいて楽しいと思える経験が増えると、関係がスムーズになります。

・先住犬のストレスを軽減する
環境の変化によるストレスを極力抑え、安心できる環境を維持しましょう。

犬を多頭飼いするときの睡眠に関するよくある質問5選

多頭飼いを検討している飼い主さんからよくある質問をまとめました。睡眠環境の整え方や、犬との寝方で迷ったらぜひ参考にしてくださいね。

犬と一緒に寝るのは良くないですか?

犬と一緒に寝ること自体は悪いことではありません。

ただし、飼い主さんの睡眠の質や犬の衛生面を考えると、個別の寝場所を設ける方が良い場合もあります。

安心感を得るメリットもありますが、しつけやアレルギー、睡眠の妨げになる場合は別々に寝ることも検討しましょう。

一緒に寝るかどうかは、飼い主さんと犬の双方が快適に感じる方法を選ぶのがベストです。

犬は家族の誰と寝るのでしょうか?

犬は家族の中で最も安心感を与えてくれる人や、一番信頼している人と寝ることが多いです。

特に犬にとって飼い主さんがいつもご飯をあげたり散歩に連れて行ったりする人であれば、その人と一緒に寝たがる傾向があります。

犬は家族全員を「群れの仲間」として認識しているため、その日ごとの気分や体調によって一緒に寝る相手を変えることもあります。

犬と一緒に寝ない方が良い理由は?

犬と一緒に寝ない方が良い理由としては、飼い主さんと犬の適度な距離感が保ちにくく、主従関係やしつけに影響する可能性があります。

一緒に寝ることが当たり前になると、留守番時に分離不安を引き起こすことも。

アレルギー悪化や睡眠の質低下も考えられます。これらを考慮して寝方を検討しましょう。

犬と一緒に寝ると不衛生ですか?

犬と一緒に寝ること自体が必ずしも不衛生とは限りませんが、衛生面での注意は必要です。

定期的なシャンプーやブラッシング、爪のケア、ノミ・ダニの予防を徹底していれば、大きな問題にはなりにくいでしょう。

犬が外で遊んだ後や汚れた状態でベッドに上がると、汚れや雑菌がベッドや寝具に移ることもあるため、清潔な状態を保つ工夫が必要です。

アレルギーを持つ家族がいる場合は、一緒に寝るのを避けた方が良いかもしれません。

犬はゲージで寝たほうがいいですか?

犬をゲージ(クレート)で寝かせるメリットはいくつかあります。

特に犬がゲージを安全な場所と認識すれば、安心して眠れます。

災害時や入院時にゲージで落ち着ける習慣があれば、犬のストレスを軽減できます。

ただし長時間の拘束はストレスの原因になるので、適度な広さを確保し快適な場所として習慣づけることが重要です。

犬が快適に感じれば、ゲージで寝かせるのは良い方法です。

まとめ:先住犬だけ一緒に寝てストレス症状の緩和を

先住犬だけ一緒に寝ることは、正しく行えば先住犬の不安感やストレスを緩和できます。

ポイントは新入り犬への配慮を忘れず、互いに良い影響を与えられる睡眠環境を作ること。

この記事を参考に、犬たちそれぞれの性格や状況を考慮し、快適で安心な多頭飼い生活を目指してくださいね!

もし先住犬がストレスを抱えてる?と心配な方は「犬2匹目を迎えたら先住犬がストレスに?原因と対策を解説」をご覧になってください!

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